競馬語辞典: 競馬にまつわる言葉をイラストと豆知識でヒヒーンと読み解く | [PR]
ま †マークカード †馬券を購入する時に記入するカード。馬券売場で無量で配布されている。これを機械に読み取らせて、馬券を発行する。JRAでは通常投票用、流し投票用、ボックス・フォーメーション投票用がある。以前は片面のみの印刷だったのでメモ用紙として活用できたが、最近は両面印刷になったのでメモ用紙としてはあまり有効ではない。 香港競馬では片面はマークカードで、馬券を買うと裏の白紙部分に買い目が印刷される(マークカード自体が馬券となる)。 マイラー †1600m前後を得意とする馬のこと。 マイル †日本競馬においては1600mのこと。ヤード・ポンド法における正しい定義は1609.3m。過去に(もしくは現在も)ヤード・ポンド法を使われていた国では後者のことを指す場合もある・・・というかそっちの方が一般的である。 前残り †逃げ・先行馬がそのまま残ってゴールすること。 マクリ †3〜4コーナーから先行馬を抜いて行き、そのまま直線で粘り込むこと。 決まるとかっこいいが、不発だと「ペースを乱す奴」と非難されることがある。 万シュウ †万馬券のこと。もともとは競艇用語の「万舟」だが、いつのまにか競馬にも用いられるようになった。 万シュウ万張り †万馬券に1万円を賭けること。的中すれば最低100万円になる。これができる人はよっぽどの勝負師かよっぽどの金持ちである。 万馬券 †穴党の人が熱望している物。的中時に100円に対する払い戻しが1万円を越える馬券、つまりオッズ100倍以上の馬券のこと。 み †未出走競走 †まだ出走したことのないことを未出走という。2歳から3歳の春までは競走番組で新馬戦という番組が組まれているが、春後半になると新馬戦が無くなり未出走馬だけで戦う未出走競走という番組になる。 未勝利馬 †出走して1着(OR 重賞の2着)になったことのないことを未勝利という。未勝利戦には未出走の馬も出走できるが、未出走の馬は新馬戦や未出走戦に出走することが多い。また、未勝利戦は中央の4場所では3歳の秋口で終わる。2007年からは秋の福島競馬場の未勝利戦もなくなる。出走経験のある未勝利馬は未勝利戦以外はローカルにしか出走できない。 見習い騎手 †通算勝利数が少ない若手騎手のことで平地戦では斤量を軽くしてハンデを付ける。年齢および勝利数により決められる。 勝利度数が20回以下は3kg減、21回以上30回以下は2kg減、31回以上は1kg減の負担重量。出走馬名表には3kg減が▲、2kg減が△、1kg減は☆で表示される。 む †無観客開催 †観客を入れずに開催すること。馬券は電話・ネット投票のみとなる。競輪で始めたが、2020年に新型コロナウィルスの影響で競馬でも行われるようになった。 なお、戦時中も馬券を売らないで能力検定競走として無観客で開催されたことがある。 武蔵野線 †JRの路線。通称「ギャンブル列車」。沿線には東京競馬場、多摩川競艇(府中本町)、中山競馬場(船橋法典)、浦和競馬場(南浦和)、船橋競馬場(南船橋)、船橋オートレース場(2016年廃止)(南船橋)などがある。日中は平日ダイヤより休日ダイヤのほうが本数が多い。また、土日は中央競馬が東京開催か中山開催かで人の流れる方向が変わる。 強風で止まることが多いことでも有名。 無印 †新聞の予想欄で印がついていない馬のこと。人気がない場合がほとんど。 め †名義貸し †実際の出資者が審査を通らず、馬主登録できない場合に、すでに馬主登録をけている人が名義を貸して出資者の馬を出走させること。法的には認められていない。 メイクデビュー †2008年に「新馬戦」にJRAが付けた愛称。巷では「おそらくその呼称は定着しない」との意見が大半を占める。 和布刈 †競馬をやっていないとまず読めないであろう九州にある難読地名。「めかり」と読む。競馬ファンだと「和布刈特別」というレースがあるおかげで、一般人よりもずっと正しく読める人の割合が高い。 メリーナイス †
メンコ †馬の覆面のこと。一般には耳覆いのついたものを使い、音に敏感な馬や、砂を直接被るのを嫌がる馬に用いる。・・・のが本来の目的だが、オシャレ目的で着けている場合がある。例えば山内研二厩舎では山内家の家紋の入ったピンクのメンコがほぼすべての所属馬に着けられる(シルクボンバイエ等の個性的なルックスの馬は例外的に着けていない場合がある)。 も †持ったまま †手綱をしごいたり、ムチで叩いたりして追わずにただ手綱をしぼった状態のこと。 元返し †配当金額が投票金額と同じことで、オッズ1.0倍と言う意味。 元割れ †あるレースにおいて的中したが、馬券購入総額よりも払戻額の方が下回ること。「取りガミ」とも言う。 持ち込み馬 †海外で種付けをして日本で生まれた馬のこと。現在では内国産扱いだが、過去に一時期だけ外国産扱いだった時期があった。マルゼンスキーがちょうどその時期に生まれたためクラシックに出走できずに涙を飲んだのはあまりにも有名。 |