所在地〒183-0024 東京都府中市日吉町1-1
最寄り駅JR南武線・武蔵野線 府中本町駅
京王競馬場線 府中競馬場正門前駅
西武多摩川線 是政駅 他
コース左回り

概要

 富士山が見える競馬場として有名であり、富士山がシンボルマークになっている。晴れていれば西南西の方角(スタンドから1コーナーを見た方向)に富士山が見える。・・・と思ったら新しくできたスタンドの愛称が「フジビュースタンド」に決まった。この名前については「なんだかなあ」という意見も多く定着するかはどうかは未知数。ちなみに東側にあるスタンドの愛称は「メモリアル60」と言うが「メモリアルスタンド」と呼ぶのが一般的になってきており、場内放送でもそう呼ばれる。ちなみに池袋にあるビル「サンシャイン60」と違い「メモリアル60」は60階建てではない。第60回ダービーの時にできたのでそう名づけられただけである。

競馬通はこの競馬場のことを「東京」ではなく「府中」(所在地から)と呼ぶ。 府中のゴール前の直線は日本一長く、最後の直線で壮絶な叩きあいが繰りひろげられる。また、観客席のスタンドは通常ゴール前の直線に面しているが、直線が長いだけあって収容人員も日本一である。

この競馬場では、日本ダービー、安田記念、天皇賞・秋、ジャパンカップなど数多くのGIレースが行なわれ、質的にも格的にも日本一の競馬場である。とくに日本ダービーは一年で最も盛り上がるレースであり、数多くのドラマが生まれてきた。 ただし、GIの日はもの凄い混み様なので朝早く(あるいは前日から徹夜をして)いったほうがよい。

子供のための遊び場もあるのでお子さんがいらっしゃる方も大丈夫。休みの日にどっかに連れてってといわれたら「お馬さんの動物園にいこう」といって、そこでお子さんを遊ばせておけばいい。

また、競馬博物館というのも場内にあり、競馬に関する様々なものを展示している。 岩手県競馬と提携を結んでおり、新スタンド地下に岩手県競馬の馬券売場がある。

この競馬場の西門を出た所にある飲屋街は「これぞまさに競馬場近くの飲み屋」といった感じの独特の雰囲気であり、競馬の神髄を味わいたい人は訪れてみることをお薦めする。詳しくは府中競馬西門前を参考に。

2006年に世界一の大きさのターフビジョンが登場した。通常の3倍ほどの幅のある巨大モニターである。他場開催日でも臨場感あふれるレースを見るために行く価値がある。なお、この競馬場の欠点は巨大ターフビジョンと内馬場にある馬券売場が視界を遮るため、上の方の指定席を取らないとスタンドから向正面が見えないことである。

グルメ情報

西海ラーメン

西門からスタンドに入ってすぐのあたりにある。割と旨い長崎風ラーメンだが、待ち行列が長いことが多い。「西海」は「さいかい」と読み、どうしても「最下位」と聞こえてしまう。

超大穴ドーナツ

フジビュースタンド3階のメモリアルスタンド寄り(31番柱あたり)にあるTokyo Cafe & Bakeryというパン屋のアイデアメニュー。穴だけではなくドーナツ本体がデカい(当然か)。フラフープ並みにデカイ・・・というほどではないが、穴の中に普通のドーナツを入れてもまだ隙間が十分あるぐらいの大きさである。「東京競馬場限定」メニューだそうだ。大穴を当てたら記念に買おう。

モカソフト

耕一路(メインスタンド2階の最もメモリアル60寄りにある)という喫茶店のソフトクリーム。ソフトクリームにコーヒー(モカ)が入ったもので人気メニュー。味は申し分ないが溶けやすいのが欠点。 なお、この店では店頭に白いソフトクリームの模型が置いてあるが、メニューにはソフトクリームはコーヒーの色をしたモカソフトしかなく、バニラのソフトクリームは置いていない。

きね打ち麺

府中名物といえば「きね打ち麺」だったのだが2012年一杯で無くなってしまった。阿多利という店で売っていた。酒精麺というコシのある独特の麺が特徴。麺も旨いがスープもなかなかイケる。店は2箇所あったが、1箇所はスタンドが取り壊されたため現在休業中。新スタンド完成時に復活するのかどうかは不明・・・と思って新スタンドグランドオープン時に行って見たのだが、以前あった場所(メインスタンド1階ののメモリアル60寄り)発見できず。もう1箇所はスタンド1階の西門寄りの奥にあった。

名所・待ち合わせスポット

トキノミノル像

パドックのオッズ表示板の向かって右側にある。

安田伊左衛門像

パドックのオッズ表示板の向かって左側にある。ちなみに安田伊左衛門は安田記念のレース名の由来にもなっている競馬功労者。

ウオッカ像

パドック1階からスタンド側にちょっと行って向かって左側にちょっと行ったところにある。牝馬ながら日本ダービーを制するなど東京競馬場のGIレースで大活躍した競走馬ウオッカの像。

競馬博物館

競馬に関するさまざまなものが展示されている。たまに最終レース終了後のイベントが行なわれる。競馬開催日だけではなく、払戻業務のみ行なわれている場合も営業されている。スタンドを東の方角(4コーナーの方)にずっと行ったところにある。入場無料。

日本庭園

パドックの裏にある落ち着いた雰囲気の場所。桜の季節(4月上旬ごろ)は花見客で賑わうため東京競馬場は非開催であるにもかかわらず人が多い。

場内ミニFM

場内ではミニFM放送で競馬関連の放送局の音声及び場内実況を再送信している。そのため、携帯ラジオはFM用だけ持っていけば事足りる。 周波数は以下のとおり。

かつてはTurf Sound Station等競馬場独自のミニFM放送があったが、現在は行なわれていない。

特記事項

府中の大欅

府中本町駅から行く場合の注意

近くに多摩川競艇場があり、府中本町駅から競艇場行きのバスが出ている。府中本町駅で電車を降りて「いかにもなオヤジ」の後を付けていこうとする場合、バスに乗ってしまうと競艇場まで行ってしまうのでバスには乗らないように注意が必要。競馬場までは屋根付の専用歩道が出ているのでそっち方面に向かおう。

岩手県競馬との提携

地方競馬の岩手県競馬(盛岡競馬場水沢競馬場)と提携を結んでいる。新スタンド地下には岩手県競馬の馬券売り場がある。また、盛岡競馬場の愛称オーロパークにちなんだオーロカップという特別レースが開催される。 東日本大震災で盛岡競馬場が大きな被害を受けた2011年は、盛岡では南部杯を実施するにはスタンドの収容力が足りなくなったため、JRAのレースとして東京競馬場で南部杯(JpnI)が行われた。

中央フリーウェイ

この競馬場は中央自動車道沿いにあり、荒井由実(現・松任谷由実)の曲「中央フリーウェイ」の中で「♪右に見える競馬場」と歌われてるのが東京競馬場である(ちなみに「♪左はビール工場」と歌われているのは中央道を挟んで反対側にあるサントリー武蔵野工場)。 近年、この競馬場で行われるレース「フリーウェイステークス」では入場曲として中央フリーウェイが流れるようになった。

地図


日本の競馬場


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